カロミルアドバイス導入事例

事業展開を目指して、
特定保健指導対象者の行動変容を
サポート

スーパーエバグリーン

エバグリーン廣甚株式会社は、「スーパーエバグリーン」や「スーパーデリシャスヒロ」といった生鮮食品スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなどを和歌山県を中心に展開しています。現在、同社の特定保健指導のツールとして、対象者の従業員に当社の健康管理アプリ「カロミル」、管理栄養士に指導者向けのウェブツール「カロミルアドバイス」を採用していただいています。今回は、カロミルアドバイス導入のきっかけや利用方法、アプリの概要までご紹介します。

社内の管理栄養士を活かしたウェブ上での食事指導

食事・運動・体重のデータを管理する、健康管理アプリ「カロミル」は、特許技術の「カメラロール解析」により、スマートフォン搭載のカメラでまとめて写真を撮りためておけば、毎回アプリを開かなくても自動で画像を解析できるのが最大の特徴。「カロミルアドバイス」は、指導対象者の「カロミル」アプリと連携し、食事や栄養指導がすべてオンライン上で完結できる、指導者向けのウェブツールです。

「カロミルアドバイス」導入のきっかけ

指導対象者の食事データの記録・蓄積が自動化されるだけでなく、AIが食事内容を自動で解析・栄養計算するので、指導者の栄養計算など指導にかかる手間が大幅に削減されることが大きなメリットです。同社は、今まで外注していた特定保健指導を、所属管理栄養士を活かすため社内で行うようになりました。

ただ、「カロミルアドバイス」導入以前は紙媒体を使用した指導のみで、紙媒体ならではの課題である、指導のやり取りに時間がかかることや、スマートフォンやネットワークを活用する人が増えていることから、ウェブ上でリアルタイムに指導ができるツールとして「カロミル」「カロミルアドバイス」の導入を決定しました。

効率的に指導することで、支援完結できる従業員の割合を増やしたいという狙いもあったそうです。また、所属の管理栄養士が指導する対象者の人数を増やしたいという点においても、弊社のツールに期待していたとのことです。

「カロミルアドバイス」利用方法の流れ

「カロミルアドバイス」活用方法

対象者は150名の特定保健指導対象となった従業員で、年齢層は40~50代。男女比は、2対1で男性の方が高くなっています。

活用手順

  • 1. 全国健康保険協会(協会けんぽ)から管理栄養士へ対象者リストが届く
  • 2. 管理栄養士から特定保健指導対象者(積極的支援のみ)に、郵送やメール便で手紙や資料を送る
  • 3. 対象者からアポイントの日程や、カロミルの使用についてメール便で返信がくる
  • 4. 初回面談でカロミルを利用するか、紙媒体での指導にするか対象者に再度確認
  • 5. カロミルアドバイスと連携し、4ヶ月間の支援が開始

(支援では、週に1回~2週間に1回の頻度で、管理栄養士から対象者へ食事記録等に対してカロミルアドバイスからコメントを送付。)

トライアル導入の成果

全社導入の前にトライアルとして男性2名の特定保健指導対象従業員にカロミルアドバイスを使った指導を行われました。
実施期間:2021年1月~ 6か月間

トライアル導入の評価

  • 食事記録3食のうち抜けることもあったが、継続して続けることができていた。
  • 体重・腹囲・血圧、どれも減少傾向になった。
  • 対象者から「自分で食べるものを気にするようになった」と行動変容とみられる発言がみられた。

対象者本人もこの結果に驚きと喜びを感じていらっしゃったそうです。

指導側の細かな気配り意識した指導計画・内容

小まめな声かけを意識し、対象者との関係性や信頼性を保つことで、対象者は自分事として指導を受けることができており、特定保健指導の高い継続率を維持しているように感じました。

カロミルアドバイス活用の工夫

  • 記録がない対象者には、メールなどで入力してほしい旨の連絡を小まめに入れる
  • 毎日の食事記録が難しい場合は、週2日程度の入力をすすめ、食事の傾向だけでも見れるようにしている。
  • 食事記録が無理な人には、体重の記録だけつけて記録習慣をつけてもらうようにしている。
  • 記録が抜けることはあまり気にせず、とにかく継続することの大切さを伝えている。

実際の導入を通して見えた「カロミルアドバイス」の導入の効果

カロミルとカロミルアドバイスの利用を継続したことで、食事内容や摂取している栄養素、目標への達成度の確認ができるようになり、指導が効率的かつ適切になったようで、現在指導中の特定保健指導対象者も、体重や腹囲が減少している、もしくは現状維持している方が多くいらっしゃるようです。

作業面では、今までは紙でのやりとりで、指導者側も対象者側双方記入や送付にかかる手間がありました。また、目標設定の行動目標に関する記述が○×△の評価だけだったため、細かい食事内容がわからず、適切な指導ができていませんでした。カロミルやカロミルアドバイスを導入することで、対象者が食事記録をつけることにより、今までとりこぼしていた食事内容や傾向を確認することができ、指導の精度が高くなったと感じられていました。

取材を通して、高橋さんをはじめとした指導される管理栄養士の皆さんが、“どうやったら対象者が継続して効果的な指導ができるのか”を常に考えていることが強く感じられました。

今回取材にご協力頂いた、管理栄養士の高橋さん

今回撮影にご協力いただいた管理栄養士の高橋さんは、「特定保健指導対象者や全国健康保険協会にとって、特定保健指導対象者から外れることが指導の最大の目的なので、それが達成できた方がいるのは大きな成果だと感じます。指導では、食事記録が習慣づかない方に対する指導に悩むこともありましたが、小まめな声かけを意識することで、対象者との関係性や信頼性が保たれ、高い継続率に繋がると思いました。今後、数年かけて自社の新たな事業の1つとして、また所属の管理栄養士が職を生かす事業として発展させていきたいです」とお話しされています。

また弊社への今後の期待としては、「対象者が質問できる機能や、指導者が体重についてコメントができる機能があるといいなと感じます」とおっしゃっていました。

当社では、この様なユーザーや取引先様からの意見を元に、誰もが使いやすいアプリとなり、我々のミッションである「健康寿命を太く、長く」を多くの方が達成できるようアップデートを常に続けています。

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