カロミルアドバイス導入事例

管理栄養士不在でも
AIで患者さんの健康管理を
サポート

そうごう薬局 天神中央店

「そうごう薬局」は、総合メディカル株式会社が全国で展開している薬局です。同社は医療機関が効率的で質の高い医療を提供できるよう、コンサルティングをベースに医業経営のトータルサポートを行っており、地域医療における課題を解決する医療モール、病院の経営支援、“みんなの健康ステーション”として、全国で747店舗(2022/1/1時点)展開する薬局など、そのサービスは多岐にわたります。今回は、カロミルアドバイス導入のきっかけや利用方法、アプリの概要までご紹介します。

管理栄養士不在でも患者さんの食事・健康指導を実現

そうごう薬局では「カロミルアドバイス」導入以前、管理栄養士不在の店舗での栄養相談ができず、また駐在であっても管理栄養士がデータをアナログ処理して栄養相談を行っていたそうです。

管理栄養士のいない店舗でも薬剤師など栄養の専門知識がなくても栄養相談を行えること、データ管理などのDX化を進めていけることから「カロミルアドバイス」の導入を決定されました。

利用者の傾向

利用者の年齢層は3店舗全体で30~70代。「そうごう薬局 天神中央店」では、カロミルアドバイスと連携して利用している患者さんは女性が多いですが、アプリの継続性が高いのは50~60代の男性です。利用者の傾向としては、食事に対して課題を感じている方や、自身で食事を準備する方が多いようです。

アプリのダウンロードは、高血圧、糖尿病などの疾患で通院されている方で、栄養指導を病院でされていない方を対象としています。

寄り添い、信頼関係を構築しながら健康管理していく「そうごう薬局」での「カロミルアドバイス」活用方法
「カロミルアドバイス」利用方法の流れ

患者さんへのアドバイスに当たっての工夫点

アドバイスは、クリニックの先生の方針を考慮した指導(糖質制限していないなど)にしているそうです。管理栄養士ではないため食事について否定等はせず、あくまで患者さんに寄り添って食事傾向を一緒にみて、気に掛けることを大事にされています。

また患者さんにやる気を出してもらえるよう、定期的にメッセージを送るように心がけているそうです。アプリ説明後に登録がない患者さんに対しては「登録はいかがですか?」、写真や食事登録があった患者さんに対しては「登録ありがとうございます」等、工夫されています。

実際の導入を通して見えた「カロミルアドバイス」の導入の効果

カロミルアドバイス導入したことで、管理栄養士不在の中でも患者さんの食事・健康指導を実現し、さらに患者さんの健康管理の効率化を図ることができているようです。「元々食事を意識していなかったが、カロミルアドバイスを活用した指導で食事記録が習慣化された」という患者さんは、ヘモグロビンA1cの数値が下がるなど定量的な効果も出ました。

導入メリット

  • ① 管理栄養士不在で食事・健康のアドバイスを実現
  • ② 患者さんの健康管理の効率化

今回撮影にご協力いただいた、ヘルスケアICT企画Gの齋藤さんは「定量指標(検査数値が改善した等)だけでなく、定性指標(スタッフや患者さんの使用感等)にも着眼し、トライアルを開始しました。初めての取り組みのため具体的な現場への手法の提示が出来ず、現場と連携し試行錯誤を続けながら進めています。」とお話しされています。

また「そうごう薬局 天神中央店」薬局長の中村さんは、「意識が高くない患者さんへのアプローチが難しかったです。家に持ち帰ってから一人でやり続けるのは難しいので、一緒に取り組んでいるという、薬剤師との信頼関係が必要だと感じました。そのため、普段から患者さんのカロミルアドバイスの画面を見て食事状況を把握しておき、患者さんが来店された時に会話の一環として食事アドバイスをすることによって、いつも気にしているということが伝わるようにしています。」

今回取材にご協力頂いた、薬剤師の中村さん

またカロミルアプリへの希望としては、「高齢者の方が使いやすいようにアイコンのサイズを大きくしたり、ワンタッチで操作できるとより使いやすくなると感じました」とのこと。当社では、様々なユーザーや取引先様からの意見を元に、幅広い年齢層の方が誰でも利用しやすいよう、今後もアップデートを続けていきます。

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