カロミル Well-being導入事例

ライフログテクノロジーが東急不動産の
新ヘルスケアソリューション実証実験の第1弾パートナーに
~テナント企業ワーカーの食事改善をサポート~

パートナー企業と今回のパートナー締結について

東急不動産ホールディングスの中核企業として、都市事業、住宅事業、ウェルネス事業、海外事業などを展開する総合不動産企業。「価値を創造し続ける企業グループへ」を実現するべく、事業活動を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。特に渋谷駅周辺エリアでの再開発事業を推進しています。

今回、同社が新たに取り組むヘルスケアソリューションの実証実験の第1弾パートナーとして、ライフログテクノロジーが開発する「カロミル」と「カロミル Well-being」を組み合わせ、エリア内の飲食店のメニューから、ユーザーの嗜好に合わせたより健康な食事を提案しています。

アプリについて、そして「カロミル」だからこそ実現できる新たな食事提案の形

健康管理アプリ「カロミル」は、当社の食事・運動・体重を記録する健康管理アプリです。食事記録に関しては、写真1枚で毎日の食事を記録し、特許技術の画像解析技術「カメラロール解析」によって栄養素を割り出し自動で登録します。エネルギーだけでなく、たんぱく質、脂質、炭水化物、塩分、糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラルの計算・記録もできるので、ダイエットのみならず、栄養バランスをみた健康管理が可能です。また3ヵ月後の体重を推測する「推論AI」も備わっており、食事記録の継続により食事傾向や摂取している栄養素のバランスを把握し、アドバイスを行うことも可能です。料理解析品目数・解析精度は業界NO.1(当社調べ)で、食事記録だけでなく運動・バイタルの管理機能もそなえ、「健康のトータルマネジメント」を実現しています。会員数は150万人を超えました(2022年7月時点)。

東急不動産の健康経営施策「GREEN WORK STYLE 未来の自分をつくる働き方」とは

東急不動産は2021年から健康経営施策として、オフィスビル事業においてテナント企業の価値向上とワーカーのウェルビーイングを実現するトータルソリューション「GREEN WORK STYLE 未来の自分をつくる働き方」を提供しています。同施策では「ワークプレイス」「環境」「健康経営」「ライフスタイル」の4つの分野の施策やサービスをワンストップで展開。今後、よりワーカーが健康的に働くことができるようオフィス環境を整え、さらには企業の健康経営推進に必要な産業保健活動や従業員の健康増進に寄与するサービスをめざし、「健康経営」の具体アクションとして「ウェルネスオフィスの構築」「産業保健活動のサポート」「行動変容を促す健康増進サービスの開発」「エリア健康管理室の実装」の4つのテーマで構成した新たなヘルスケアソリューションの提供を進めています。

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コロナ禍でオフィスの在り方が大きく変化する中、「face to face」でのコミュニケーションを取る場などセンターオフィスの重要性が見直されています。そこで、東急不動産は“選ばれるセンターオフィス”を作るため、テナント企業が求めるサービスの検討をスタート。さまざまな調査を重ねた結果、テナント企業の「健康」需要の高さに気づきました。企業の健康経営、ワーカーの健康増進の一助となるサービスを2023年にローンチするべく、今回実証実験の実施が決まりました。

実証実験について東急不動産は「複数アプリの連携」と「行動変容」の2点を必須項目としています。また、食事管理や運動など、さまざまなヘルスケアアプリが普及する中、各分野のサービサーが手を組み、アプリ・データ連携をすることで更なるUX向上に繋がると考えています。今回の実験では行動科学を取り入れ、健康無関心層に対しても効果的にアプリ利用を促進するサービス設計としており、幅広いターゲット層を獲得することを狙いとしています。

「行動変容を促す健康増進サービスの開発」で「カロミル」を使った実証実験を実施

このような東急不動産の取り組みの4テーマの一つである「行動変容を促す健康増進サービスの開発」における実証実験として、今回「食事改善」のサービス実証を行うツールに当社の「カロミル」を提供します。当社がこの実証実験に参画することで、AIを駆使した新しい働き方による未来のまちづくりに寄与していきます。

「カロミル」を使った実証実験の具体的な内容

今回は、食事管理アプリの中でも、医療領域を含む他社との連携事例が多いことや、特許技術を持つ画像解析機能の精度の高さ、また「AIを駆使して未来のまちづくりに貢献したい」という目指すべき世界観の方向性が合致したことから、第1弾実証実験のパートナーとして「カロミル」の利用が決まりました。

個人の健康意識・行動変容の効果の検証を目的とし、行動変容を促す健康増進サービスの一部機能である「食事改善」において、当社の「カロミル」を通じて、個人の健康状態や食事記録をもとに最適なランチメニューを推奨します。実施期間は2022年5月~7月で、対象者は渋谷ソラスタ入居企業ワーカー。具体的な実施内容は以下の通りとなっています。

  • ① 渋谷ソラスタ入居企業ワーカーの期間中の食事記録
  • ② パーソナライズされた渋谷ソラスタ周辺の飲食店等の推奨
  • ③ プレ/ポストアンケートによる効果検証

当社では本取り組みのように、新しいライフログデータの利用価値を広げ、様々な業種の企業と積極的に連携を進め、当社のミッションである「健康寿命を太く、長くする」を多くの方が達成できるよう、「カロミル」及び付随するさまざまなサービスを提供していきます。

取材へのご協力:東急不動産株式会社 熊本 真之 様

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