カロミルアドバイス導入事例

地域密着型の薬局で1人1人の生活に寄り添った
パーソナル栄養相談を実現

1979年に神奈川で創業し、首都圏に約140店舗の保険薬局を展開している薬樹株式会社(以下、「薬樹」)。「まちの皆さまと共に健康な毎日をつくり、笑顔とありがとうの輪を広げる」の理念のもと、薬・食事(栄養)・運動の専門家が健康ナビゲーターとして、予防医療から在宅医療まで健康をサポートしています。また、地球環境やさまざまな社会的課題にも積極的に取り組んでいます。

今回は、薬樹が提供している栄養相談サービス「タイヨウ相談」でのカロミルアドバイスの活用について、お話を伺いました。

提供されている栄養相談サービスは、どのようなサービスでしょうか。サービスを開始した背景と、サービスの特徴を教えてください。

現代社会における職場環境の中で、労働人口の減少を背景に多様な働き方に適応した職場環境づくりが求められており、人生100年時代と呼ばれる昨今においては、それを目指す健康づくりの重要性も高まっています。

その中で近年着目をされているのが「ヘルスリテラシー」であり、自身の健康情報を正しく取得し、有効活用する知識や能力を高める事で生活の質を維持・向上させることを目指す意識のことを指します。日本はヘルスリテラシーの意識が低いとされており、TOPであるオランダと比べて11.8ポイントも低く、欧米やアジア諸国の中でも15番目と遅れを取っているのが実情です。

タイヨウ相談

薬樹で提供しているパーソナル栄養相談サービス「タイヨウ相談」は、管理栄養士がお客様と1対1で対話することにより、それぞれの生活習慣に寄り添ったサポートを行います。また、PHR(パーソナルヘルスレコード)アプリの活用により、リアルとオンラインでの双方向サポートを実現。「健康的な食生活の習慣化」の一助となり、自ら主体的に健康に取り組む人の増加、ひいてはヘルスリテラシーの向上を目指しています。

カロミルアドバイスの利用開始時期と、「カロミル」や「カロミルアドバイス」を知ったきっかけを教えてください。
また、導入の決め手となったポイントを教えてください。

「カロミル」「カロミルアドバイス」は「タイヨウ相談」サービスリリースの2023年度より導入しました。

導入の決め手は、アプリを活用することで顧客の満足度や目標達成度を高められると考えたからです。これまで行ってきた生活習慣改善のサポートは、食事記録がお客様の記憶や自己申告に頼る形となっており、正確な状況把握と継続的なサポートが課題でした。しかし「カロミル」と「カロミルアドバイス」を使うことでお客様が食事の様子を写真で撮影し、簡単に記録するだけで、その内容がリアルタイムで共有され、状況把握の精度と適時性が格段に上がりました。また、AIにより写真1枚から自動でカロリー計算できる機能や、面談以外のときもチャットでやりとりできる点が決め手となりました。

カロミルアドバイスは、どのように活用されていますでしょうか。
また、よいと感じているポイントを教えてください。

カロミルアドバイスは、管理栄養士がお客様の食事や運動データをリアルタイムで確認するツールとして活用しています。

食事記録がカロミルアプリで簡易にできるためお客様の記録頻度も上がり、より質の高いアドバイスが可能になりました。また事前に食事記録からアセスメントをある程度行うことができるため、面談時間の短縮にも寄与しています。

導入後のお客様からの反応はいかがでしょうか。具体的なお声がありましたら2~3個教えていただけますでしょうか。

お客様からは、以下のような声をいただいています。

  • 記録をつけていることで常にみられているという感覚があり、改善へのモチベーションに繋がっている
  • 検索機能で出てくるメニューが豊富で記録がし易かった
  • 料理から選ぶだけでなく、バーコードから読み込めたり、成分表からも読み込めるので、記録しやすい。PFC評価がわかりやすい。

カロミルでの記録が生活習慣の改善につながり、面談中だけでなく、コース終了後にも良い影響が出ています。

導入後、効果があったポイントはありますでしょうか。

今後の展望を教えてください。

2024年度からは、薬局での対面のサービスだけではなく、オンライン完結型のサービスを提供しています。

まちのみなさまの健康的な食生活を楽しく習慣化することを目指して、引き続きサービスの拡大を目指してまいります。

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